SONY WM-MV1を分解・修理しました。ウォークマン ベルト交換

今日も近所のハードオフで、レアなウォークマンを探してぶらぶらしていると、ジャンクコーナーで見慣れない形のゴツイやつを発見しました!

SONY WM-MV1 カセットウォークマン

今回見つけたのは、SONY WM-MV1です。1997年~1999年頃生産された、通称メタルジャケットウォークマン。非動作品のため、324円で買えました。

その名の通りメタルボディでかなり重量感があります。この頃は、外部電源やガム電池を採用したモデルが多かったんですが、この「WM-MV1」は、それらに背を向けるかのように、昔ながらの外部電源無し、乾電池スタイル。見た目通り、男らしいですね。

乾電池を入れて動作確認したところ、モーター音は聞こえたので、ベルトに問題がありそうです。

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分解していきます

まずは、ボディの裏面の4つのネジを外していきます。

カバーを外すと、またカバーが出てきます。これは上部から外して、最後に下部を外していくと取れました。下部は、割とガッチリハマっているので、破損させないように、慎重にしつつも大胆に力を入れるような感じで。

カバーを外すと基盤が露わになります。右上のネジを外して、上下に2つあるフレキシブルケーブルを外します。ケーブルは、カチッとロックを外せば、簡単に取れます。

SONY WM-MV1 カセットウォークマン 分解 修理 ベルト

内部はこんな感じでした。ベルトが伸びきってダメになっています。

ベルトのサイズは色々試してみたんですが、太すぎると本体との幅が足りなくて、変な音揺れが発生してダメでした。悩んだ結果、手元にあったソニー純正の7.5cmベルトを、2重にしてかけるという奇策に走ります。2重にするので、直径3.75cmとなりますね。

ベルトはこんな風にかけます。基盤を付けて、動作確認してみると・・・。

SONY WM-MV1 カセットウォークマン 修理 分解 ベルト交換

音揺れもなくなり、何ともいい感じです。奇策が功を奏しましたね。若干再生速度が速いので、基盤上のスピード調整部分をマイナスドライバーで回して調整しました。下に「SPEED」と書いてありますね。

あとは元通りに組みなおすだけ。

さて、直したウォークマンで音楽を聴いてみます。しっかり再生できた時の喜びは、ひとしおですね。

まとめ

この「WM-MV1」、過去の名機と比べると物足りなさはありますが、なかなか良い音で音楽を聴かせてくれるニクイやつでした。ゴツイボディの割には、中身は単純な作りだったんで、ベルトさえあれば修理は難しくないと思います。個人的に、武骨な感じが気に入りました。しばらくはコイツと一緒におでかけしちゃうぜ。