最近、流行りのメルカリで出品されている、様々なカセットプレイヤーを見るのにハマってるんですよ。そんな中で、どこかで見たことのあるような一品を見つけたんですが、よく思い出してみると、僕が幼少期に使っていたプレイヤーでした。
押入れから引っ張り出したプレイヤーはコイツ。
左上に「INTEXSOUND」と書いてあります。ググってもほぼ出てきません。
この珍品の何が良いかって、一見よくあるプレーヤーですが、心臓部はサムスンのKA22136という部品を使っており、サーボノイズが出にくいらしいのです。(メルカリの請け売り)
そもそも「サーボノイズ」ってのがよく分からなかったので、考えてみました。まず、サーボシステムというのは「何か目標となるものを、常に一定になるように制御するシステム」です。つまりカセットの再生速度を制御するシステムのことですかね。その制御装置が稼働することで、ノイズが発生するのでしょうか。
うちに眠っていたコイツは、通電可能でしたが、異常に再生速度が遅かったので、今回修理を試みました。
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分解するぜ
まずは本体をひっくり返して、二つのネジをプラスドライバーで外していきます。CHINAシールが時代を感じさせますね。
カバーを外すと基盤が出てきました。かなり簡単な作りになっています。
スピード調整の穴を探してみると、導線を固定するテープの下にありました。これをマイナスドライバーで左右に回して再生速度を調整します。
ゴムベルトを外して確認してみると、直径5.5cmでした。全く劣化していません。
ヴォリューム調整時にガリが発生していたので、接点復活剤を塗布しておきました。
あとは元通りに組み直して、作業完了!とても簡単な修理でした。
まとめ
修理を終えたので、珍プレイヤー「INTEXSOUND」でカセットを試聴してみました。再生中にモーター音がかなり聞こえているし、お世辞にも良い音とは言えませんね・・・(笑)国内メーカーのプレイヤーが、どれだけハイレベルな機器なのか実感できました。
ただ、こういうC級品って何だか魅力を感じてしまうんだよなあ。今後色々集めてみようと思いました。