今回は、SONYのウォークマンプロフェッショナル「WM-D6C」を手に入れました!
この「WM-D6C」は1984年発売で、当時の定価64000円。SONYの録再ウォークマンの最高峰と言われているモデルです。
今回手に入れたのは、傷がほとんどない美品で、専用ケースも付いていました。
この2点セットで、21600円。ハードオフのジャンクコーナーでゲットしました。通電可能なものの、テープ再生は不可とのことでした。というわけで、今回はこいつを分解していきます。
修理開始!
まず、ボディ裏側の側面にある4つのネジを外すと、裏面は簡単に外れます。次に出てくるのがこの基板です。物凄い量の配線ですね・・・。この線の中にネジが4つ隠れているので、慎重に外していきます。
ネジを外したら、上方向に基盤を持ちあげます。モーターとベルトが登場しました。このままではベルトは替えられないので、上下の部品を外していきます。
まずは上から。左右のネジを外すとストッパーが外れます。
次は下。極小のE型止め輪で止まっているので「Eリングセッター」を使いました。サイズは違ったんですが、何とか外れました。力を入れすぎるとE型止め輪が飛んでいきやすいので、気を付けてください。
これで上下の部品が外れたので、ベルトが交換できます。ベルトはAmazonで買った「汎用品ゴムベルト」でいけました。直径3.5cmの物です。
後は元通りにするだけです。上部の部品のこの部分に、スプリングの輪っかを掛けます。
これで修理は完了!電源を入れると、正常に再生できるようになりました。
まとめ
この「WM-D6C」は、かなり複雑な作りをしているので最初は戸惑いましたが、慣れてくると分解は難しくなかったです。ウォークマンプロフェッショナルというだけあって、サウンドは素晴らしいですね。ふくよかで立体感のある良い音がします。正に永久保存の名器です!