今回は、久々に珍しいウォークマンをゲットしました。80年代中ごろに発売されたグライコ付き薄型ウォークマン「WM-104」です!
無駄のない美しいデザインが良いですね。スリムなボディの割に、ずっしりとした重量感があります。
これはハードオフのジャンクコーナーで見つけました。注意書きを見ると「動作しない」とのこと。多分通電可能だけど、ベルトが切れて動かないんだろうなあと思い、購入しました。5400円ナリ。不動品でも7000円前後で取引されているので、お買い得だったと思います。
帰宅してさっそく電池を入れると、微かにモーター音が聞こえるような・・・。
分解・ベルト交換
さっそく分解していきます。まずは裏面上部のネジを二つ、下部の側面にあるネジを二つ外します。
次に、ボリューム部分を繋ぐ部品を外します。本来はカニ眼レンチで外すものですが、手元にないため、クリップの先端を穴に差し込んで外しました。反時計周りに少し力を入れて回すと、外れます。
ボリューム部分が外れると、こんな感じになります。
カバーを外すと、やはりベルトが切れて、モーターにぐるぐる巻きになっていました。今回は基盤を外さなくても、このままベルト交換できそうです。
色々なベルトを試したんですが、0.95Tなど、やや太めなベルトでは動きません。SONYの純正ウォークマンに使われている細いタイプのベルトで試したら、動きました。
ただ、調度いい長さのベルトが無かったんで、φ30(直径3cm)くらいのベルトを無理やり引き伸ばして掛けましたw多分、φ45くらいが丁度良いんだと思います。
再生確認してみると、やや不明瞭な感じがあったんで、カセットヘッドクリーナーでヘッドクリーニングしました。また、ボリュームにガリがあったので、接点復活スプレーを注入。
あとは元通りに組み直すだけ。
修理を終えて再生確認すると、しっかり動いてくれました!イコライザーで好みの音に変えられるのが良いです。
まとめ
この「WM-104」は、交換用ベルトさえあれば、数十分で修理できてしまうと思います。問題はベルトを調達できるかですね。細いベルトはなかなか手に入らないので、格安のジャンク品プレーヤーを分解して、ストックしておくのも有りだと思います。
今回もかっちょいいウォークマンを直せたので、幸せな気持ちになりました!