今回は、またまた超お宝ウォークマンを手に入れたんで、ご紹介します。1979年発売の初代ウォークマン「TPS-L2」です!
やや大き目なサイズですが、無駄の無いフォルムと、ブルーのメタリックボディがカッコイイです。ソニービル取り壊し前のIt’s a Sony展のガチャガチャでも、ラバーストラップとして登場していましたね。
今回はハードオフのお盆のセールで、17%引きの8964円でゲットしました。よほど問題がない限り、不動品でも15000円以上で取引されているので、かなりお買い得でしたね。本体+キャリングケースです。
気になる状態ですが、ジャンク品として販売されており、電池ケース内液漏れにつき、不動品と説明されていました。動作確認すると、電池はダメでしたが、ACアダプターでは電源が入ります。リールは動きませんが、モーター音は聞こえるので、ベルトに問題があるようです。
修理開始!
まずは本体を裏返して、ネジを外していきます。裏面上部に2つ、側面左に1つ、底部に3つです。全て外すとボディが外れます。底にあるプレートを外し、右側のカバーは右に引っ張ると外れます。
電池ボックス内にもネジがありますが、これは外さなくてもOKです。
全体のカバーが外れたら、次は上部のカバーを外します。左右にある小さなネジを1つずつ外します。カバーを上に引っ張れば、外れます。
これで大体裸状態になりました。
ベルト交換
カバーを外すと、ついに基板が登場します。ベルトは真ん中に一本、その右手にモーターの回転を伝える物が一本です。2本ともゆるゆるになって外れていました。(下は交換後の写真です)ベルトを換えるためには、まず左側の基板を外します。赤丸のついた2つのネジを外していきます。
左側の基盤が外れたら、中央上部の左右にある二つのネジを外して、ストッパーのような部品を上にずらします。
これでベルトが交換できるようになりました。太目のベルトなんで、以前Amazonで購入した汎用品ゴムベルトで行けました。左の短い方に直径3cm、右の長い方に直径4.5cmのベルトをつけました。
ちなみに、再生スピードは下の写真の部分をマイナスドライバーで回すことで調整できます。左に回すと速く、右に回すと遅くなります。
これでベルト交換は終了!あとは元通り組みなおしていくだけです。
ちなみに通電不可だった電池ですが、配線のはんだ付けを付け直したら、無事動くようになりました。
全ての作業を終えて、再生ボタンを押してみると、無事テープが再生されました!慣れないと大変な作業だったんで、感慨深いものがあります。
まとめ
この「TPS-L2」は、重厚なアナログ感のある、何とも良い音がするなあと思いました。「WM-DD9」などの高音質な物も良いんですが、ややザラっとした音色がとても良かったです。苦労して直した甲斐がありました。初代ウォークマン、最高!