最近熱が収まっていたんですが、久々にやってみるかと、家に転がっている壊れたウォークマンを修理してみました。今回修理したのは、SONYのカセットコーダー「TCM-400」です。今でも割と人気のある機種ですね。
動作品は大体3000円前後で取引されているんですが、コイツはハードオフで324円でゲットしました。状態は通電可能なものの、テープが再生できないとのこと。モーター音はしますが、リールが回転しませんでした。
分解・ベルト交換
というわけで、まずは中身を覗いてみるかと、分解に取り掛かります。まずは、裏面の四隅にあるネジを+ドライバーで外していきます。
カバーをパカッと外すと、基盤が出てきました。中央左と、右隅にあるネジを外します。次に、下部にあるフレキシブルケーブルを外します。
これで、基盤が取れるか!?と思ったら、左側の方が固定されていて、外せませんでした。ただ、モーターは右側の方にあったので、ベルトは簡単に外せました。
ベルトは切れていないんですが、劣化して少し伸びてしまったよう。結構短めですね。たまたま先日、秋葉原の千石電商で購入した「φ25×0.95T(=直径25mm)」のベルトがあったので、付けてみるとちょうどいい感じです。
基盤を外せなくても、ピンセットを使えば、簡単につけられると思います。
電池を入れて確認すると、しっかりリールが動いています。これで元通りにすれば、オッケイ!かと思ったら、再生速度がめちゃくちゃ遅いw
スピードとピッチは、基盤の右上の方にある、2つの出っ張りをドライバーで回すことで調整できます。左側がピッチ、右側がスピードの調整用です。
全ての調整が終わって、今度こそ修理完了!電池を入れてみると、録音再生共に、正常にできるようになりました!
まとめ
TCM-400の修理は、思ったより簡単にできました。録再系って結構複雑な構造の物が多いんですが、コイツはベルト交換だけなら、小一時間もあれば終わってしまうと思います。