ザ・クロマニヨンズ「YETI VS CROMAGNON(イエティ対クロマニヨン)」 7thアルバム

イエティ対クロマニヨン

ザ・クロマニヨンズ「イエティ 対 クロマニヨン」7thアルバム 発売日:2013年2月6日

1.突撃ロック
2.黄金時代
3.人間マッハ
4.涙の俺1号
5.チェリーとラバーソウル
6.団地の子供
7.ホッテンダー
8.日本の夏ロックンロール
9.炎
10.ヘッドバンガー
11.南から来たジョニー
12.燃えあがる情熱

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前半(1~6曲目)の感想

1曲目は「突撃ロック」 アルバムの最初に相応しいアップテンポのパンクナンバー。何にもなかった少年がロックに出会った瞬間、心の底に眠っていた情熱を芽吹かせるのだ。聴いていてわくわくするような一曲。

2曲目は「黄金時代」 歌詞を見ると、やたら「!!」が付いている、ハイテンションな一曲。リズムの変化と展開が多くて、そこら辺が凄くマーシーっぽい。

3曲目「人間マッハ」 タイトル通り、マッハに駆け抜けていくような疾走感のある1曲。要所要所でヒロトが「マッハだどー!!」って歌うのが、とても可愛い。

4曲目「涙の俺1号」 宇宙船アポロについてうたった歌。アポロ11号は月面着陸に成功した最初の宇宙船だったけど、その成功の裏には、アポロ1号の発射失敗の犠牲者もいるんですよね。聴けば聴くほど考えさせられるような、スルメ的な隠れ名曲。

5曲目「チェリーとラバーソール」 ややテンポを落として、マイナー調のちょっと大人なナンバー。クロマニヨンズになってからのヒロトは、マイナー調の曲をよく作るようになりましたね。「悲しみのロージー」「伝書鳩」と近い。

6曲目「団地の子供」 マーシーの才能をギュッと濃縮したような、詩情豊かな一曲。ゆったりとしたテンポと味わい深いメロディやギターソロ。地味だけど、かなり良い曲だと思う。

後半(7~12曲目)の感想

イエティ対クロマニヨン

7曲目「ホッテンダー」 曲頭から「ホッテンダーーー!!!」の叫び(笑)ゆるゆるのスカが気持ちいい。ヒロトらしい曲だな、と思ったら、何とマーシーの曲でした。

8曲目「日本の夏ロックンロール」 バカバカしいくらいストレートな一曲。「日本の夏だ!ロッケンロー!最高!」マーシーの、この振れ幅が良いんだよなあ。

9曲目「炎」 シングルで発売された曲ですね。心の奥の炎が、静かに燃え上がるような一曲。「僕等はただの友達じゃない もうただの友達じゃないんだ」と、大切なことを教えてくれる気がする。

10曲目「ヘッドバンガー」 何だかよく分からないけど、頭ふって踊りまくれー!!って感じの1曲(笑)「ぶんぶん♪ぶんぶん♪ぶんぶんぶんぶんぶん♪」と連呼するメンバーが可愛い。

11曲目「南から来たジョニー」 このアルバム唯一のアコースティックな一曲。南から上京してきたバンドマン「ジョニー」って感じの歌。何だかほっこりするような良い曲です。ハーモニカがちょこっと、ブルーハーツの「TOO MUCH PAIN」っぽい。

12曲目「燃え上がる情熱」 ラストにふさわしい楽しい一曲。「燃えあがる情熱で 命駆け抜ける!」メンバーみんなで大合唱してるのが超いい感じ。ライブでやったら盛り上がりそうだなあ。

聴けば聴くほど味わいが出る

正直、このアルバムを最初に聴いたときは、地味な曲が多いなあと思いました。だけど、何度も何度も聴いていると、1曲1曲の奥深さが分かってくるようになって、今ではとても好きなアルバムです。スルメムシャムシャアルバムですね。