強く生きていく力をもらえる、ザ・ブルーハーツの語録「ドブネズミの詩」

ドブネズミの詩 ザ・ブルーハーツ

久々に、ザ・ブルーハーツの語録「ドブネズミの詩」を読みました。この本は、1988年に発売され、それまでのブルーハーツの歌詞やインタビュー、ライブでのMCなどが、語録形式に収録されたものです。

初期のブルーハーツと言えば、青春の葛藤、夢や希望を歌ったストレートな歌が多かったんですが、この語録には、ブルーハーツの歌と同じように、僕らを力強く勇気づけてくれるような言葉が満載されています。

これを買った当時中学生だった僕は、この本にたくさん勇気づけられたものですが、大人になった今読み返してみても良い本だったので、気に入った言葉を紹介してみようと思います。ヒロトとマーシーに分けて、3つずつ選んでみました。

ドブネズミの詩「ヒロト編」

幸せを手に入れるんじゃない。幸せを感じることのできる心を手に入れるんじゃ。

名声を得たり、お金をたくさん手に入れるっていうような、世間一般の当たり前の幸せはもちろんあるけど、本当の幸せって、そこら中に溢れているものだと思います。愛する家族や友達がいる幸せ、生きているこの瞬間を楽しむ気持ち。そういうものを大切にしろって言われてる気がしますね。

落ち込むのと失望は違うんよ。だって、落ち込んでても夢や愛は信じとるもん。

正に、ブルーハーツのテーマの「あきらめるなんて 死ぬまでないから」ってことですよね。生きていくならば、絶対的に前向きになるのだぜ。

ダイヤモンドの行商人がやってきて、このダイヤモンドは永遠の輝きをどうのこうのって言うとるけど、せいぜい百年しか生きられん人間に、永遠の輝きを売りつけてどうするんじゃ。俺らが欲しいのは今だけです。

これは甲本ヒロトという人の、根本的な部分を表現している言葉だと思います。生きている時間を全力で駆け抜けなくて、一体どうするのだ。ブルーハーツの未発表曲「ほんの少しだけ」では、「永遠なんていらないよ 僕が欲しいのは今」と、歌われています。

ドブネズミの詩「マーシー編」

ビートルズは長島がホームランを打つのと同じカッコよさがあったなぁ。

野球好きのマーシーらしい例えですよね。あんなに鋭い言葉のセンスがある裏で、こんなホッコリするような表現をしてしまうあたり、もうマーシー最高って感じ(笑)

ステージの格好して不動産屋に入ったら、いきなりオヤジが顔を伏せて、駄目駄目って言うんだよな。翌日、コンバースのスニーカー履いて、セーターを着て、髪をおろして、別の不動産屋に行ったんだけど、やっぱり駄目だった。

これは「YOUNG AND PRETTY」の名曲「ロクデナシⅡ」の元になった体験ですね。こういう偏見だらけだった世の中に対する怒りが、マーシーの創作意欲を掻き立てたんだなあ。

パンクは優しかったよ。正直で、真面目でさ。なんか涙が出るくらいに優しくてさ。

ロックやパンクを一直線に愛するマーシーの純粋さがよく伝わりますね。きっと彼は、死ぬまでロック少年なんだろうな。

番外編「河ちゃん」

俺がステージでカッコいいことやっても、みんなシカトするんですよ。そういう時って淋しいよね。

河ちゃんは、バンドをやるからには何かで日本一になりたいと考えて、夜中の公園でベースを投げる練習をしていたらしいですね。苦労してベースを日本一高く投げたのに、みんなにシカトされたら淋しいですよね、そりゃあ(笑)

生きていくパワーをもらえる一冊

ヒロトとマーシーって、歌や演奏だけじゃなくて、言葉にも力強さがあるんですよね。ブルーハーツの音楽を聴いて感動するように、この本にも彼らの魅力がたくさん詰まっています。俺も負けてらんねえぜ!と奮い立つこと請け合いの、ステキな本ですよ。

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