吉本ばななのブルーハーツインタビュー集「僕の話を聞いてくれ ザ・ブルーハーツ I LOVE」

昨日「ドブネズミの詩」を読んだ勢いで、本棚からもう一冊ブルーハーツ関連の本を引っ張り出して、久々に読んでみました。「僕の話を聞いてくれ ザ・ブルーハーツ I LOVE」です。

この本が発売されたのは1989年で、3rdアルバム「TRAIN-TRAIN」が発売された1年後くらい、バンドが絶頂期にある頃です。前半は、ブルーハーツの大ファンである作家の「吉本ばなな」が、ブルーハーツに対談形式でインタビューした記事がまとめられています。

後半は、ブルーハーツファンであるライターやバンドマンの、ブルーハーツ体験を語る文章や、ファンからのブルーハーツへの熱い想いが、連綿と綴られています(笑)正にタイトルの通りの、ブルーハーツ愛の詰まった本だなと思います。

ヒロトとマーシーの歌作り

読んでいて個人的に面白かったのが、ヒロトとマーシーの曲作りに関する話しです。以下、本文から抜粋です。

ヒロト

できないんですよ、曲が。年に本当にもう多い時で五曲とかね。そんなもんですからね。昔からそう。前のバンドにいた時とか、だから何か全部出す。待てねえよ。(笑)まあ、全部出しといて、それでやらなくなった曲もありますよ。それはもうしようがない。

ヒロトって天才肌だから、ポンポン曲作れそうなイメージがあるんですが、意外とそうでもないんですね。昔、歌は鼻歌で作ってるって聞いたことがあるけど、歌詞もメロディもいっぺんに「歌」としてできちゃう。って、この本にも書いてありました。

で、マーシーはというと

マーシー

僕、いろんなパターン。曲を作詞したり、詞が先にできたり。歌ができたり。ドラムとかベースとか自分で考えて、全部が全部というんじゃなくて、特にここはこのキメみたいなところはできたらバンドで持っていってと。

これを読むと、マーシーの方が作曲が得意なんだなって感じがしますね。実際、ブルーハーツの頃からソロアルバムを出しているし、今でも、クロマニヨンズと並行して「ましまろ」でもやっているし。「曲作りは趣味みたいなもんですよ」って、インタビューでも言ってたしね。

当時の雰囲気が味わえる

1989年と言えば、僕はまだ赤ん坊に毛が生えたくらいだったから、ブルーハーツを取り巻いていた時代のことは全く分かりません。でも、この本を読むと、吉本ばななを始め、当時の若者たちのブルーハーツへの熱狂具合が、とてもよく伝わります。特に、ブルーハーツに救われた10代のみんなの切実なメッセージを読んでいたら、胸が熱くなりました。

ブルーハーツの築いた一時代を感じられる、良い本でした。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする